




ご覧いただきありがとうございます。今回はそんな疑問にすべて回答していきます!
ポイント
- 低温調理器とはなにか?
- 実際に使用したリアルな感想
- メリット・デメリット
- BONi製品のスペックの違い
私は、毎週2Kgほど鶏むね肉を筋トレのために食べて、調理をしています。
鶏むね肉のパサパサな食感に対しては日頃より悩んでいました。
「BONiQ 2.0」を実際に入手し、使ってみたリアルな感想などをレビューしていきます。
実は、冒頭の5つの疑問は購入前にすべて、私が考えていたことです。
正直、購入に対して前向きではありませんでした。
低温調理器って高価なものです。
調べると2万円~5万円ほどの価格帯がずらりと並びます。
聞きなれない調理器具ですし、電子レンジや炊飯器のようになければいけない必須アイテムではありませんよね。
「購入して、使わなかったらもったいないな…」と考えて気にはなっていましたが、購入するまでなかなか踏み切れませんでした。
しかし、実際に使用してみて、180度考えは変わりました。
「BONiQ 2.0」は購入するべきなのか?という質問をされたら、私は即座に「今すぐ購入するべき」と答えます。
なぜなら「BONiQ 2.0」は鶏むね肉を柔らかく・安全に調理することができるからです。
2020年はもうすぐ終わりますが『今年買ってよかったモノ』に飛び入り参加で堂々の1位になるほど素晴らしい調理器具でした。
「コロナで外食に行けない今だからこそ、自宅での自炊には美味しいものが食べたい!」という願い叶えてくれます。
ただの安売りのステーキ肉をBONiQを使って調理をして晩ごはんに出したところ家族から「今日のお肉って高いやつなの?」と驚かれてしまいました。

目次(押すとジャンプするよ)
低温調理器ってなに?
ざっくり一言で説明をすると【一定の温度を保ち湯煎する調理器】です。
食材には”調理に適した温度”があります。
タンパク質に熱を加えると50℃辺りから変化を起こし、70℃を超える辺りには固く縮んでほとんどの肉汁を失ってしまいます。
科学的に言えば、55℃〜58℃辺りがもっとも柔らかくなります。この温度帯を意図的に狙う事が「低温調理」なのです。
(引用元:BONiQ 公式サイトより)
フライパンを温めた温度が270℃だと仮定して考えると、丁度よく55℃~58℃の熱を中心部まで行き渡らすことができるのかを考えてみましょう。
至難の業ですよね。
温度管理をしながら家庭料理を作っている一般家庭がどこにいるのでしょうか。
温度の観点から考えても、通常の調理方法のとは明確に違うことが分かります。
あわせて、湯煎を行うことで、全体にムラなく均一に温度を行き渡らせることができる仕組みになっています。

BONiQと出会ったきっかけ
YouTubeのシャイニー薊さんの「マッスルグリル」を見て、低温調理器があることを知りました。
動画を見ていると非常に柔らかく、美味しそうでした。
フライパンで焼いただけのパサパサの鶏むね肉をつつきながら漠然と「いいなぁ…」と考えていました。
ネットで調べてみると、21,780円(込)とでてきたので「高すぎる!買えるか!」と携帯を投げ捨てました。
しばらくは、BONiQを遠い雲の上の存在として存在を忘れていました。

なぜ「BONiQ 2.0」を購入したのか?
日本初の低温調理器具のブランド
他にも廉価版が販売されているのは知っていますが、一番最初にスタートしたブランドのほうがノウハウがあるのではと思いました。
「低温調理器具は低温で水中でゆでるような調理方法をするので、温度管理ができていないものを中途半端な温度で長時間置いておくと食中毒になる」という口コミも見ました。
どうせ買うなら失敗したくないし、日本初なら問題ないだろうと謎の自信を持って選びました。
スペックが欲しいレベルまで向上した
「BONiQ」の出力ワット数は最大800wで他にもよりワット数が多いものはありますし、「BONiQ Pro」は最大1200wだけど高すぎる。
「そのあいだはないのか?我が家では800wだと足りないかもしれない」と考えていたところに最大1000wで「BONiQ」とほぼ同じ値段の「BONiQ 2.0」が発表されることを知りました。
ポイント
「ワット数が大きい=加熱までのスピードが早い・より大量に調理ができる」
低温調理器は調理可能な水温になるまでに、待たなくてはいけません。
その待つ時間がワット数が大きいと短くなります。
そして、加熱できる最大湯煎量にも違いがでてきます。
一般家庭なら800wで十分に使用可能ともいわれています。
見た目が格段にオシャレになった
「家電にオシャレさを求めるなよ」とツッコミがきそうですが、オシャレじゃない・気に入らないものをキッチンに置きたくありませんでした。
GOOD DESIGN AWARD 2020を受賞した業務用「BONiQ Pro」と同じデザインの家庭用「BONiQ 2.0」なので洗練されています。
初期の「BONiQ」はパネルが大きく、シルバーがむき出しのため好みではありませんでした。

実際に使ってみた感想
半信半疑でしたが「本当に鶏むね肉が柔らかく」なりました。
「今まで食べていたのは鶏むね肉ではなかったのでは?」と考え込んでしまうほどの食感が全く別物です。
フライパンで焼いた鶏むね肉が【パサパサで飲み込むにも時間がかかる】とすれば、低温調理器で調理した鶏むね肉は【しっとり・むっちりしていてすぐに飲み込んでしまえる】ほどの違いです。
メリット
鶏むね肉が1Kg調理できる
個人的にはこれに一番魅力を感じました。
炊飯器で鶏むね肉を調理した場合2枚が限界でしたが、BONiQでは4枚(約1Kg)が一気に調理できます。
筋トレをしている我が家では週末に作り置きをするので助かります。

操作が簡単
機械音痴ですが、タッチパネルで温度と時間を設定するだけです。
適切な水温になれば音が鳴り、できあがったら音が音が鳴ります。
水量が不足してると【低水位警報アラーム】が鳴るので、直感的に操作ができました。

レシピの詳しさが圧倒的
というサイトまで作られており、レシピ数は300。
他社の貝印36レシピを公開していることを比較して考えると差がすさまじい。
購入時についてくる冊子には5㎜単の厚みに対して、1℃ごとにベストな調理時間までもが説明されています。
使いなれない調理器具でもいろいろと試したくなるレシピたちが山のようにあり、むしろ圧倒されます。

お手入れが簡単
購入するまで意識をしていなかったポイントですが、普段のお手入れがボトムカバー(写真のグレーのパーツ)をくるりと回して掃除をするだけなので楽でした。
廉価な製品のものを調べたときは、お手入れをするときはネジでカバーを外さないといけないと書いてあったのでよかったです。
普段のお手入れが大変だと使うのが億劫になるタイプなのでこの点はうれしい。

保証が手厚い
サービスセンターの住所とメールアドレスが明記されています。
1年間の製品保証がされています。
Amazonのレビューでも「動かなくなってしまったので問い合わせたところ、すぐに新品と交換をしてもらった」などの口コミがあり安心できました。

デメリット
低温調理を開始できる水温になるまでに待たなくてはいけない
これは私がはじめて低温調理器を使用するので理解していなかった点です。
36℃の水温になるまでは待たなくてはいけません。
例えば、オーブンの予熱と同じ考えた方ですね。
事前に温める必要があります。

かなり大量の水を使用する
公式サイドではBONiQ専用のコンテナ12ℓを使用し、鍋は22cmの直径のものを販売しています。
取扱説明書を読んで見たところ、推奨の鍋のサイズは5ℓ~15ℓ。
食品が痛むことも考えて、一度使用した後は新しい水をいれかえるようにあるためその点は面倒だと思いました。

時間がかかる
ステーキの場合58℃で2時間がかかってしまうので、平日の夕食に出すというよりも週末に料理を楽しむ用かなと感じました。
鶏むね肉の場合は63℃で1時間です。
平日に時間が取れない社会人でも活用するなら、週末に作って冷凍・冷蔵庫で自然解凍してフライパンで焼き目をつけて軽く温めて食べる。などの工夫をすればフル活用できるような気がします。

美味しすぎる
あまりに手軽に普段の食材が美味しくなってしまうので、むしろ太ってしまうのではないかと危機感が高まりました。
「メリットでは?」とも思いましたが、あまりに美味しいのでたくさん食べてしまいます。

鶏むね肉のサラダチキンを作るのに炊飯器で代用できないの?
結論から言うと、できます。
食べ比べをしましたが、「BONiQ 2.0」とのかなり大きな違いがでたとはいえませんでした。
「『BONiQ 2.0』の方が気持ちしっとりしているかな?」程度でした。

ただ、3点全く同じとは言い切れない特徴があるため、炊飯器でも「BONiQ 2.0」と同等の働きができているとは断言できませんでした。
- 量産ができない
- 火の通りが鶏むね肉の厚みによっては心配
- 鶏むね肉を調理しているあいだは、お米が炊けない
「量産する必要がない人」「厚みを均一にするために肉の下準備が苦ではない人」「時間に余裕がある人」だったらサラダチキンのためにBONiQを買うというのは必要ではありません。
上記のことがデメリットに感じる人には、炊飯器ではなくBONiQをおすすめします。
BONiQ製品のスペックの違い
BONiQ | BONiQ 2.0 | BONiQ Pro | |
ワット数(w) | 最大800w | 最大1000w | 最大1200w |
大きさ | 高さ37㎝ 最大幅10㎝
最小幅6㎝/重さ1.2㎏ |
高さ31㎝/直径5㎝
重さ1㎏ |
高さ31㎝/高さ5㎝
重さ1Kg |
アプリ連動 | × | 〇 | 〇 |
防水性 | × | 〇 | 〇 |
素材 |
上部:プラスチック 下部:スンレス |
プラスチック | アルミニウム合金 |
対応水量 | 5ℓ~15ℓ | 5ℓ~15ℓ | 5ℓ~20ℓ |
価格 | 19,800円 | 20,000円 | 29,800円 |
保証 | 一般家庭 | 一般家庭 | 一般家庭/飲食店 |
BON
【BONiQ】はワット数のアプリ連動・防水性がありませんが、今後モデルチェンジによる値下がりが期待できます。はじめて低温調理器を使うような人におすすめ。
【BONiQ 2.0】は一度に低温調理をする人・デザインも重視したい人におすすめ。BONiQ Proのスペックを家庭用にスペックを抑えたようなイメージ。
【BONiQ Pro】は業務用。アルミニウム合金をしようしているのでハードな使い方や大量の調理をする人向け。

BONiQ 2.0とBONiQ Proとの違い
スペックとしての大きな違いは「ワット数」と「素材」が違います。
BONiQ 2.0 ワット数は最大1000w 素材はプラスチック
BONiQ Pro ワット数は最大1200w 素材はアルミニウム合金
簡単にまとめると、ワット数が高ければ高いほど、一度に調理できる量が増えます。
Proは業務用なので素材も傷がつきづらく飲食店での使用でも耐えられるようなスペックになっているといえます。

BONiQ 2.0が販売されていない?
現在、BONiQ 2.0は一般販売をしていません。
一般販売は2021年2月以降を予定しているとのことです。(2020年12月現在)
クラウドファンディングのmakuakeから購入可能です。
納品は1月下旬に予定されているので、企業の応援がしたい人やおまけの付属品が欲しい人はクラウドファンディングから購入をしてください。
クラウドファンディングで購入するのが不安、ポイント割引が使える家電量販店があるなどの人は一般販売を2月以降まで待つという選択肢も有効です。
BONiQとBONiQ Proは一般販売中
- BONiQ
- BONiQ Pro
BONiQ Proは楽天では販売されていませんでした。
他の低温調理器はある?低価格で手に入れたい場合
1万円以下で有名どころだとアイリスオーヤマの低温調理器が候補にあがってきます。
液晶画面も大きいので操作がしやすそうです。
「ボニーク高すぎ!とても手が出せない!」という人でも試しやすい価格帯のものもあります。
もちろん、BONiQ(ボニーク)以外にも各メーカーより低温調理器は販売されています。是非チェックしてみてください!
結論:【BONiQを買うと劇的に食事がレベルアップする】
高価だと思い込んでいましたが、普段の料理が外食レベルまで向上します。
外食が1人で3,000円だとして6.6回分と考えるとめちゃくちゃに安い買い物でした。
鶏むね肉もパサつきから永遠に決別することができるのがなによりも嬉しい。
まとめ:低温調理器を使うと【普段の料理の幅が広がる】
今回のまとめ
- BONiQ 2.0を使うと外食気分を楽しめる
- 鶏むね肉が1Kg調理可能
- 操作が直感的にできる
- 今から購入するのなら「BONiQ 2.0」一択
調理したものを食べながら悟りましたが、低温調理器は、料理の”焼く、煮る、蒸す、揚げる”から更に”低温調理をする”という新しい調理の選択肢をあたえてくれるレベルにまで到達をしていました。
上の画像のようなちょっとおしゃれな箱に入って届きます。
今の時期なら、クリスマスプレゼントや冬のボーナスとして使ってもいいですね!